黒鬼尊師とは-----
SM画家荒川也寸志の世界


Y.Arakawa
■尊師の参謀でもあったSM画伯


いたいけな乙女達を、あらゆる調教の餌食にしていく
「暗闇の帝国 黒鬼帝国」の帝王。
生け贄に選ばれた美しい女性達は苦痛と快楽に見悶え泣き叫ぶ...

〜SMイラスト 知られざる黒鬼の世界〜

黒鬼帝国とは-----

羞恥心や苦痛を究極の快感としてとらえ、快感こそ苦痛だと知った時、
人は「加虐遊戯」のアリ地獄へと墜ちていく・・・
そこに待ち受けているものは、単なるマニアを超えたカルト集団の狂気だった。
生け贄に選ばれた美しい女性の苦痛と快楽に見悶え泣き叫ぶ姿をご馳走にする「黒鬼」とは・・・
虜囚の身となった、いたいけな乙女を、あらゆる調教の餌食にしていく「暗闇の帝国」とは・・・・
SMとは、いわば性的マインドコントロールだ。
女性に性的な興奮と充足を与え続けることによって、気持ちのゆるみを誘い出し、
さらには性的な執着心も芽生えさせる。
何をされるかわからないという不安、ロープや鞭やローソクがかもし出す不気味さ、剃刀の恐怖、
屈辱的な性行為の予感、 そこから生まれてくる甘美な惑乱への期待・・・
羞恥と淫靡な気分の予微・・・
もろくて柔らかい肉体と硬くて冷たく無機質な道具との対比が妖しげで、嗜虐への欲望を煽る。
蜜室のサバトで行われる恥辱のステージで、
彼を「黒鬼尊師」と崇める黒い闇の世界にひきづりこまれた者は、 肉体に潜む悪魔に出逢い、
魅了され、そして元の世界に戻ってくることは二度とない・・・
黒鬼を知っているのは、暗闇の世界を知っているのは、驚愕の壮絶遊戯に翻弄された者だけなのだ。
黒鬼は黒鬼帝国に絢爛たる官能の花を咲かせる。
地下という暗黒の日々は、静寂と愛とエロティックな嗜虐の愉悦に満ちていた・・・